
彈眞空(だんしんくう)

1955 東京生まれ。幼少より和洋様々な楽器に親しむ。
1973~75 尚美高等音楽院(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)・ミューズ音楽院に於いて、ジャズギターを渡辺香津美に師事。
1978~81 プレクトラム系ギターの基礎を高柳昌行に師事。
1978~85 ミューズ音楽院(現・専門学校ミューズ音楽院)のギター科および音楽理論科の講師就任と同時に Improvised Music の Live 活動を開始。
1985 高橋空山の比類なき記録『竹の響き』を聴き、その妙音に魅せられ一切の音楽活動を中止、普化宗尺八に没頭。暗中模索のなか、独学で独自に音色や旋法の研究、地無し尺八の製管も始める。
1987~88 ネパール・インドへ尺八行脚敢行。帰国後、空山の高弟・藤由越山に師事。
1991~94 スペース仙川企画に参加。薩摩琵琶の吉田央舟と語り芝居の佐月梨乃と共に全国各地で公演。普化宗尺八「地無し延べ管」と「一節切」の製作講習会を企画・実施。
1996~ 普化宗尺八楽の理念としての原形を求めて、仏教寺院での吹禅開始。
吹・作・創(演奏すること、その楽器を自ら作ること、温故知新による曲の煉り直しと創作)一体不可分を提唱。
2003 地無し尺八専門の製作工房を開設。普化宗尺八、三節切、一節切、洞簫尺八、古代尺八等を系統的に研究・製作・販売。
2018 ワールド尺八フェスティバル 2018 ロンドンに招かれ、演奏(源雲界傳・阿字観)とレクチャー(普化宗尺八の特殊性について)を行う。
2020~ 耳コピーの手引書『採譜のすすめ』と『普化僧・薦僧・虚無僧史観』の執筆。
2025 絶滅危惧種音楽を未来へ「繋ぎプロジェクト」への参加。
CD は、授記音聲曼陀羅「虚空」(1998)・「鈴慕」(2003)・「霧海篪」(2008)
「彈眞空 竹の響き」~未来に託す七つの試み~ EBISU-21(2020)
https://kojimarokuon.com/products/ebisu-21
現在、普化宗尺八黎明~草創期の形と音色の復元作業に取り組んでいる。

◇ ダン・アート企画 / 地無し管工房代表
◇ 虚無僧研究会終身会員
◇ 一般社団法人東洋音楽学会正会員