継承への布石

日本の絶滅音楽を考える

田中 奈央一(たなか なおいち)プロフィール

2025-09-01 18:49:09
2025-09-01 18:50:46
目次

東京都出身。6歳より山田流箏曲の手ほどきを河内百合能師に受ける。

東京藝術大学(箏曲山田流専攻)卒業後、六世家元 中能島弘子師の直門となり、奈央一の芸号を許される。同大学院修士課程修了。文化庁新進芸術家国内研修員修了。NHK邦楽技能者育成会 第50期首席卒業。

古典箏曲以外に長唄三味線や江戸小唄、ボイストレーニングを学び、NHKテレビ「芸能花舞台」「芸能百花繚乱」「にっぽんの芸能」、NHK-FM「邦楽のひととき」「邦楽百番」、歌舞伎公演や国立劇場主催公演ほか各種演奏会に出演を重ね、デンマーク・フランス・スイスなどの海外公演、現代作品の初演、バロック楽器との共演など様々な演奏活動を展開している。

また声優の堀江一眞と朗読音楽劇ユニット「声劇和楽団」を共同主宰し、第5回公演『源氏物語』は、サントリーホール30周年記念事業「フロンティア・プロジェクト」に選定され、高い評価を得た。

2015年より平家琵琶の伝承にも取り組み、国内外で演奏を行うほか、全国の小中学校での巡回公演にも参加し、次世代への紹介、普及にも務めている。

(公社)日本三曲協会・山田流箏曲協会・箏曲新潮会・箏曲組歌会・和楽団 煌・アンサンブル室町・現代邦楽 考・邦楽グループ玉手箱・平家語り研究会各会員。

都立三田高校箏曲講師、東京藝術大学教育研究助手及び非常勤講師を務め現在、都立王子総合高校特別専門講師。

この記事を書いた人

絶滅危惧種コンサート制作委員会

絶滅危惧種音楽を未来へ「繋ぎプロジェクト」全7回 〜文政5年の八橋流と、明暗調律(九半割)の普化宗尺八・当道が伝承した平家と共に〜 <演奏者> てん・仁智(じんち):八橋流箏曲 田中奈央一(たなか なおいち):平家 彈眞空(だん しんくう):普化宗尺八 絶滅危惧種コンサート制作委員会事務局連絡先 redlist_concert@atelier-canon.jp